美しく生きたいなあと思える映画二本でした。

私のお店A piece of pie!は駅前ながらビルの端っこの分かりにくい廊下の奥を上がった二階にあるのですが、一階にはチケットセンターがあるのです。
切手も収入印紙もストックをしておく必要がなく、とーても便利なのですが、両替代わりに(失礼)いつも映画のチケットを買っているのでほいほいと映画には行けています。
最近観たのは「ルコルビジェとアイリーン」と坂本龍一さんのドキュメンタリー映画「CODA」の二本です。
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坂本龍一さんが東北の震災で海に浸かってしまったピアノを弾くところから咽頭癌の治療後復帰するまでのドキュメントという事でしたが、40年程前のYMOからの音作りをずっと追っていくという内容でした。
戦場のメリークリスマスやシェルタリングスカイなどで映画音楽を担当し世界的な評価を受けた後に、どんどんとシンプルな音づくりになっていかれ、ケニアの世界最古と言われる民族の方の住む村の海や波の音、北極の湧き水の音、氷の中で鳴らす鐘の音、バゲツをかぶって感じる雨の音、そんな音を見つけた時の満面の笑みの彼の姿が印象的な1時間半ちょっとの映画でした。
彼のいちばん新しいアルバム「async」をダウンロードして今聴いていますが、世界中のあちこちで彼が集めた音たちがバッハのコラールのようなメロディと共に奏でられています。
アマゾンのコメントをふと読むと、がんになったせいか死を感じる、暗いと数名が書いていらっしゃいました。
教会音楽のメロディですし、明るい音楽ではないのでそう思われるかもしれませんが、研ぎ澄まされた美しい音でした。
40年程の間に彼のアルバム数枚を買っていますがその中でもとても美しいと感じました。
年齢と共に余計な部分はあらゆる意味でそぎ落としていけれる事が生き方として理想だと私は思っていますが、がんとか命が関わる一大事が起きたりすると、いきなり引き算していくような所があるなあとこの12年間の私をも重ねながらエンドロールを眺めていました。
もう一本の「ルコルビジェとアイリーン」は日本人にとって有名なルコルビジェを主人公のように思わせておこうという邦題がおかしいし、「CODA」も震災のピアノや原発反対の部分だけを強調しているけれどそんな映画ではありません。
彼に失礼かもしれないけれど彼にとっていちばん大事なのは美しい音がありそれを感じられる、ただそれだけの事ではないかなあと思いました。
もう一本の映画の主人公、アイリーングレイは自由のためには孤独を恐れないという生き方をしたデザイナーさん、
美しく生きたいと強く思える、二本の映画でした。
先日、大きな書店の店長さんとご一緒していたら「本って危険なんですよ、だって生き方にまで影響するでしょ」ってお話をされていました。危険っていいなあ。
映画も危険、ぷぷぷ。

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今年初夏に漬けた梅干しを食べてみたらありゃ!もう美味しい!
毎年出来上がりの味は違うけれど毎年美味しいなあ。
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by kumipotpie | 2017-11-15 15:03