本「泣いて笑って食べた」の出版社さんが編集をされた絵本「キュンすけのおくりもの」を読みました。
実はこの絵本の絵を描かれている小島加奈子さんが「泣いて笑って食べた」を読んで下さり、感想を出版社さんから頂いていたのですが、
「大腸がんステージ4などという闘病記を読むのは怖いと思っていたけれど、重いテーマでありながら、洗練された刀で武士がバッサバッサと斬り込んでいくような潔さ、かつユーモアある軽妙な文体を凄いと思い感動しました」と書いて下さっていました。
武士がごとくバッサバッサ、、、ぷぷぷぷぷ。
出版社さんも私も吹き出してしまい、あまりにその感想が嬉しく次の日親しい友人に話をしていると、なんとその友人は小島加奈子さんと大学デザイン科の同級生さんだとわかったのです。
友人は「加奈子さん凄い!クミちゃん(私)に会っていないのにクミちゃんの性格まで言いあてているよう」と。

えっ?!(笑)

学部年代(私が随分お姉さん)は違えども私も同じ愛知県立芸大の同窓生ですし、、、。
偶然にも繋がった?引き寄せられた?ご縁を嬉しくありがたく思いながら、今ジュンク堂書店さんで「キュンすけのおくりもの」原画展が行われている事も知りすぐに足を運びました。
小島加奈子さんは現在北海道在住、住んでいらっしゃる森にはキュンすけのような小鳥や小さな生き物がいっぱいいるんだろうなあと思わせてくれる絵本の中の風景を仕事帰りに眺める事ができ、優しい気持ちで1日を終えられました。
「キュンすけのおくりもの」には病院の庭に巣を作ったムクドリのお話がでてきます。
私も入院中、病棟と病棟をつなぐ回廊にムクドリの巣があり、赤ちゃんムクドリがお腹すいたお腹すいたって顔を出しているのをよく眺めにお散歩に行っていました。
病室からは遠い場所でしたが、赤ちゃんムクドリに会いたくて、まだまだ歩くのが辛い頃でも夕方の日課にしていました。
今は病棟の増築でその回廊はなくなりましたが、近くを通るとあのムクドリ家族がいてくれた、回廊のあった場所に目がいきます。
あの赤ちゃんムクドリたちは今は大人になってどこを飛んでいるのでしょうか。
日本?シベリア?南の島?
「キュンすけのおくりもの」原画展は名古屋栄ジュンク堂さんで今月29日まで行われています。
ポチッと⬇︎よろしくお願いします。
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# by kumipotpie | 2018-01-14 14:00

お正月を迎えられる幸せ

もうすぐ松も取れる頃ですが、新年明けましておめでとうございます。
年末はご注文のパイやワンコおせちを31日までお作りし無事にお仕事納めする事ができました。
12年前数日後に入院を控え、雪が積もった中で迎えた寒い寒い、おせち料理もお雑煮も用意しなかったお正月をついつい思い出してしまいますが、しめ縄や鏡餅、おせち料理を用意し、健康にお正月を迎えられるという事は当たり前の事ではないんだとあれからずっと感じています。
次の年からは母のしていた用意を出来るだけ真似てお飾りしたり、節目のしきたりを大事にしたいと思うようになりました。
それまで作った事もなかった蓮根や牛蒡、人参、干ししいたけの入った黒豆も30年前の舌の記憶を辿って祖母、母が作っていた味そのままに作れました。
(と、父が褒めてくれました。)
それから毎年黒豆を煮たり梅干しを漬けたりする度に母が隣で教えてくれているように感じます。
母が中学生の時に亡くなり、なんだか一人で生きてきたような気持ちでいるようなところが私にはありますが、両親、祖父や祖母にずっと見守り続けてもらえていると今は思えるようになりました。

自宅近くのお寺であたたかなお仲間さんたちと鐘をつかせてもらい、気持ちのよい年越しができました。
みんなみんなが元気で健やかに過ごせますように。
本年もよろしくお願いします。
ポチッと⇩よろしくお願い致します。
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↑無塩無糖で作ったこちらがワンコおせちでーす

# by kumipotpie | 2018-01-11 10:40

昨日からぐんと冷えてきましたね。
名古屋も雪が降りそうですよ。
私のお店ではクリスマス大晦日までのパイのご注文をたくさん頂いております。
キャンドルのついたまあるい大きなケーキ、パイをみんながワアッと囲む。
この景色が私のお菓子作りの原点です。
クリスマスやお正月、大事なひと時を過ごされる皆様に年内最後のお届けをするまで、風邪をひかないよう、お腹を冷やさないよう、腰痛を起こさないよう、身を引き締めて大晦日まで頑張ります(笑)。
もう来年の話をしても鬼に笑われないと思いますが、1月21日日曜日15時より名古屋の栄、丸善名古屋本店さんでミニトークショー、マルゼミに出させて頂きます。
「泣いて笑って食べた!」
大腸がん発覚から転移再発5度の手術を経ても元気に過ごしていますよーというお話や、ブログを書いていた事から本の出版に至るまでのあれこれを丸善店長さん、出版社ゆいぽおとさんと楽しくおしゃべりいたします。
マルゼミさんは何度か参加させて頂きましたが、いろいろなジャンルのお話が聞け、日曜日の午後に本当に楽しいイベントです。
お近くにお住まいの方、ぜひぜひお立ち寄りください。
お会いしたいです。
ご予約は丸善名古屋本店さんまでよろしくお願いいたします。
ポチッとこちら↓よろしくお願いいたします。
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このあかーいポスターが丸善さんの一階に貼ってあるそうです。

# by kumipotpie | 2017-12-12 14:21

桑田佳祐さんのコンサートに行きました。私は自他共に認める面倒くさがりでややこしいチケットを取るとか全く不向きなのですが、夏の平成中村座も友人が80何回電話をかけてくれ、今回も別の友人がCDを買ったりしてから?のシステムの中4名分チケットを取ってくれました。(みんなありがとうごじゃいます。)
桑田さんはアルバムを買ったりした事はないのですが、もちろん白い恋人たちや明日晴れるかな、大好きです。
同年代のお姉さんやお兄さんたち5万人にまぎれトイレにトイレにと騒ぎながらナゴヤドームに入場。
前半、新しいアルバムの知らない曲が続き、ファンの方いきなり総立ちしちゃうしキョトン?って感じでしたが、渡されていた腕時計型のライトが勝手に赤くなったり白くなったりして5万個のキラキラがドーム中に光り出し、白い恋人たちが流れ、ステージに雪が降り出し始めたら楽し〜〜〜い!
61歳の桑田さん、全く年齢を感じさせない、若々しい動きとお声で30数曲を歌われ5万人を感動させる元気にしちゃうパワーってすごいなあって思いました。
コンサート後友人たちと食事をしていると「食道がんの休養の後も声も全然衰えていないしすごいね!」って友人。
あっそうでした、その事忘れていました。
そのぐらい元気で何も変わらない彼でした。
でも別の友人が「みんな元気で元気で幸せにねって何度も桑田さん、お坊さんか教祖様みたいだね」って。
私は全く違和感を感じませんでしたが、私もちょうどつい最近人の前で話している姿が説教を説くお坊さんか教祖みたいと言われました。(えっ?!)
私もきっとみなさんお元気でお元気でって言ってたのかな。
健康な事、病気でない事、普通な事に思われるかもしれませんが、そうではないと思い知らされる経験をするとその事がいちばん大事って何度も何度も口にしているのかもしれません。
あれだけたくさんの方を元気にしている桑田さん、桑田さんもみんなに元気をもらえているんですよね。
あ〜〜〜楽しかった。
12月は私の仕事柄いちばん忙しい季節、大晦日までパイやワンコおせちを作ります!
元気に忙しく仕事できる事がありがたいです。
がんばるぞ。

ポチっとポチっと↓よろしくお願い致します。
A piece of pie !ではこんなストロベリーパイやミートパイ、サワーチェリーパイを作っています。
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# by kumipotpie | 2017-11-22 10:45

私のお店A piece of pie!は駅前ながらビルの端っこの分かりにくい廊下の奥を上がった二階にあるのですが、一階にはチケットセンターがあるのです。
切手も収入印紙もストックをしておく必要がなく、とーても便利なのですが、両替代わりに(失礼)いつも映画のチケットを買っているのでほいほいと映画には行けています。
最近観たのは「ルコルビジェとアイリーン」と坂本龍一さんのドキュメンタリー映画「CODA」の二本です。
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坂本龍一さんが東北の震災で海に浸かってしまったピアノを弾くところから咽頭癌の治療後復帰するまでのドキュメントという事でしたが、40年程前のYMOからの音作りをずっと追っていくという内容でした。
戦場のメリークリスマスやシェルタリングスカイなどで映画音楽を担当し世界的な評価を受けた後に、どんどんとシンプルな音づくりになっていかれ、ケニアの世界最古と言われる民族の方の住む村の海や波の音、北極の湧き水の音、氷の中で鳴らす鐘の音、バゲツをかぶって感じる雨の音、そんな音を見つけた時の満面の笑みの彼の姿が印象的な1時間半ちょっとの映画でした。
彼のいちばん新しいアルバム「async」をダウンロードして今聴いていますが、世界中のあちこちで彼が集めた音たちがバッハのコラールのようなメロディと共に奏でられています。
アマゾンのコメントをふと読むと、がんになったせいか死を感じる、暗いと数名が書いていらっしゃいました。
教会音楽のメロディですし、明るい音楽ではないのでそう思われるかもしれませんが、研ぎ澄まされた美しい音でした。
40年程の間に彼のアルバム数枚を買っていますがその中でもとても美しいと感じました。
年齢と共に余計な部分はあらゆる意味でそぎ落としていけれる事が生き方として理想だと私は思っていますが、がんとか命が関わる一大事が起きたりすると、いきなり引き算していくような所があるなあとこの12年間の私をも重ねながらエンドロールを眺めていました。
もう一本の「ルコルビジェとアイリーン」は日本人にとって有名なルコルビジェを主人公のように思わせておこうという邦題がおかしいし、「CODA」も震災のピアノや原発反対の部分だけを強調しているけれどそんな映画ではありません。
彼に失礼かもしれないけれど彼にとっていちばん大事なのは美しい音がありそれを感じられる、ただそれだけの事ではないかなあと思いました。
もう一本の映画の主人公、アイリーングレイは自由のためには孤独を恐れないという生き方をしたデザイナーさん、
美しく生きたいと強く思える、二本の映画でした。
先日、大きな書店の店長さんとご一緒していたら「本って危険なんですよ、だって生き方にまで影響するでしょ」ってお話をされていました。危険っていいなあ。
映画も危険、ぷぷぷ。

ポチッと↓よろしくお願いします。

今年初夏に漬けた梅干しを食べてみたらありゃ!もう美味しい!
毎年出来上がりの味は違うけれど毎年美味しいなあ。
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# by kumipotpie | 2017-11-15 15:03